クリィミーマミの魔法とは
魔法の基本考察
フェザースター星の宇宙人ピノピノから1年期間限定で魔法を授けられる。
ピノピノからもらったフェザースター製のデバイス(優ちゃんはコンパクトと呼んでいる)に向かって起動ワード「Hey Siri キャノ」と言うことで発動準備に入る。
魔法は呪文を唱え、念を送りながらステッキを振ることによって発動する。
ステッキを振らないで、ただ呪文を唱えただけでは効力を発揮しない。
また魔法を使うところを他人に見られるとその能力が失われてしまい、二度と魔法が使えなくなる(詳細は後述)
が、当初魔法が与えられた時にそんな説明はなかった。
魔法の種類
変身魔法
最も代表的な魔法で
「パンプル ピンプル パムポップン ピンプル パンプル パムポップン」という呪文を唱えると大人(16〜17歳前後)の女性に変身することができる。
最初、呪文だけを唱えても何も起こらなかったが、ポジの助言に従いステッキを振ったところ大人の女性(クリィミーマミ)の姿に変身した。
またなぜかその最初の1回目だけは、前半の「パンプル ピンプル パムポップン」だけで変身できた。
なお本人がそのまま成長して大人になった姿ではなく、容姿や能力は別人である。
ただし声は優ちゃんもマミも同じであるため、優ちゃんのまま事務所にスケジュール確認の電話をかけたり、マミのまま家に電話をかけたことがある。
この変身した姿で街を歩いているところをスカウトされアイドル歌手クリィミーマミになった。
明かされなかった他の呪文の存在
パンプルピンプル……以外にも魔法の呪文は存在するが、二人はそれを優ちゃんに教えなかった。
詳しくは以下のページ参照
幻惑・魅了系魔法
人を魅了する歌がうたえる
突然ステージにあげられてしまった時に
「パンプルピンプル 歌をください」
と唱えるとどこからともなく曲が降りてきた。
その1曲歌っただけで観客をはじめテレビの視聴者までも一気に魅了してしまい、以後アイドル歌手クリィミーマミとして活躍することになる。
芸能事務所パルテノンプロの立花社長は「まるで魔法だ」と表現した。
時空魔法
時間を止めたり進めたり、時間の流れを自由にコントロールすることができる。
第2話では初めてステージで歌った後、時間を止める時間停止魔法を使った。
21世紀のAV界では常識化した実在する魔法である。
これにより興奮した観客たちにもみくちゃにされそうになるが無事脱出に成功。
観客目線では突然姿を消したように見えた。
また第43話「走れ優!カメよりも速く」では
時間を管理する大時計が壊れたため時間の流れが無茶苦茶になった(優ちゃんが自分で壊した)が、魔法でそれを修復した 。
優ちゃん「パンプルピンプル 魔法よ、力を貸して!」
という適当な呪文で願いが叶った。
念力系(サイコキネシス)
第7話で伝説の牡鹿より念力系の魔法を授かる。
最初は石ころを動かすぐらいだったが少しずつパワーアップしていく。
第9話「ま夏の妖精」では幽霊との対決に使う。
第12話「スタジオは大停電」では通風口を破壊
第14話「わたしのMr.ドリーム」では空中に浮遊。おそらく念力で自分を浮かせていると思われる。
第15話「虹色の天使」では家の鍵を開錠。
第16話「海に消えたメモリー」で念力は最強レベルに達し、ついに海を割るというモーゼのようなことをやってみせる
第19話「マミの一番長い日」では大型遊覧船を超高速で運航させる。
テレパシー
第10話「ハローキャサリン」でポジとネガ同士はテレパシーで会話ができる。ただし通話距離はあまり広くなさそう。
第19話「マミの一番長い日」でステッキをマイクに変え俊夫君と連絡を取った。
同じようにマイクを使いポジとネガもテレパシーでフェザースターと連絡を取ろうとしたことがある。
ただしテレパシーの力には限界があってフェザースターまでは届かず、地球の周りを飛んでいた伝説の牡鹿に伝言を頼むことにした。
27話でピノピノから新しい腕時計型通信デバイスをもらい、ポジやネガともテレパシーで会話ができるようになったがあまり使われることはなかった。
テレポート(瞬間移動)
第10話「ハローキャサリン」でポジとネガを、同じ船に乗るキャサリンの部屋までテレポートさせた。
しかし自分自身が遅刻しそうになった時でも自身が瞬間移動したことはない。
このことからあまり大きなものや長い距離はテレポートさせられないようだ。
石化魔法
物を石化させて使い物にならないようにする。場合によっては石にしたあと粉々に粉砕する。
第20話「危険なおくりもの!」で木所さんにはめられた呪いの指輪を石化して粉砕した。
この魔法はベテラン魔法使いのおばばが使った石化魔法を見てその場で覚えた。
召喚魔法
第5話「あぶない!?マミの秘密」ではぬいぐるみたちに生命を吹き込みイリュージョンを成功
第23話「星のパラソル」ではヤシの木を操って、スネークジョーらをやっつけることに成功した。
第47話「マミのファーストキス」では映画セットのドラゴンを動かし、滝で溺れている相手役俳優を救助。
この時マミちゃん自身も溺れていたが、自分の命よりも相手役の救助を優先した。
治癒・回復系魔法(ヒーリング)
乳酸を分解
第29話「ロープウェイ・パニック」で、マミちゃんは宙吊りになった成人男性二人を支えていた。
長時間のため疲れと痺れで手を離しそうになるが、魔法で乳酸を分解して握力を回復させた。
イップスを解消させる
第46話「わたしのすてきなピアニスト(後編)」では「お守り」と称して魔法をかけたブレスレットを着けさせることで、2年間ピアノが弾けなかった貴宏のイップスを解消させた。
勉強ができる魔法(カンニング)
魔法を使って進学塾のテストで満点を取ったこともある。(第41話「勉強しすぎにご用心」)
この時唱えた魔法は「プルルン ピンタン パップポン」
唯一「パンプル ピンプル……」以外の呪文が使われた。
魔法を人に見られるとどうなるか
魔法を使っているところを人に見られると、ステッキなど魔法アイテムが石化し2度と魔法が使えなくなる。
しかし、実は劇中では何度か魔法を使うところを見られている。
魔法を見た人たち
綾瀬めぐみ
第5話「あぶない!?マミの秘密!」
マミから優ちゃんに逆変身するところを控え室のカーテン越しにではあるが、綾瀬めぐみに目撃されている。
カーテンの向こうから不思議な光が発せられ、マミが消えて優ちゃん出てきた。
これにより綾瀬めぐみは、優ちゃん=マミと疑うようになる。
もうほとんど魔法で変身するところを見られたと言っても過言ではないが、現認したわけではないのでセーフということになっている。
カーテン越しだったのでギリギリセーフ
森の妖精(亡霊)
第9話「ま夏の妖精」で、森の妖精と魔法対決。
相手が人間じゃなくて妖精(亡霊)だったということでセーフ
キャサリン
第10話「ハローキャサリン」で、キャサリンの持つ小箱にポジとネガがテレポートしてくるところを目撃
魔法を使ったところではないのでセーフ
スタジオの幽霊
第12話「スタジオは大停電!」
スタジオに棲みつく幽霊の前で、堂々とマミから優ちゃんにもどる。
他にも幽霊の目の前で、念力系魔法を使って通風口の金網を破壊している。
人間ではなく幽霊ということでセーフ
ミスタードリーム
第14話「私のMr.ドリーム」
お互いが空中浮遊の魔法を披露。
元々フェザースターの人なのでセーフ
吉野さんの執事
第15話「虹色の天使」
ベッドの下でマミに変身。
不思議な光のあと、優ちゃんが消えてマミが現れる。
光しか見てない、つまり変身するところを見ていないのでセーフ
中原美也ちゃんとユニコーン
第17話「時のねむる森」
異空間の森で、マミに変身するところを美也ちゃんとユニコーンに見られる。
ユニコーンは人間じゃないのでセーフ。美也ちゃんは人間だが、すでに異世界の人なのでセーフ。
とんがり王国の呪術師の老婆
第20話「危険なおくりもの!」
逆に見せなかったパターンもある
マミ「おばあさん、あっちを向いてて」と見ないようにしてもらって、見よう見まねで今さっき老婆が使った石化魔法を使う。
後ろを向いてる間に呪術師の老婆を塵にしてしまう。
スネークジョー
第34話「スネークジョーの逆襲」
マミが森沢家に入って行くところを目撃され、さらに電話の内容を盗み聞されてクリィミーマミ=クレープ屋CREAMYの娘だと突き止められた。
これによりスネークジョーは「クリィミーマミ=クレープ屋の娘」の情報に100%の確信を持ったのだが……
正体は突き止められたが、魔法を目撃されたわけではないのでセーフ
でもこれ完全に見られていたよね?
これはどう考えても魔法を見られたとしか思えないのだが……
天井裏にいた俊夫くんとミドリくん
第12話「スタジオは大停電」
停電中にマミから優に逆変身したり、幽霊と会話したりしていた。
実はこの時、天井裏には俊夫くんとミドリくんもいたはずなのだが……
これ二人のこと忘れていたよね
隠しカメラ
第37話「マリアンの瞳」
控え室で変身したが、この時マミちゃんはドッキリのターゲットになっており、控え室にも隠しカメラがあったのだが。
まとめ
魔法の効力を失わせる条件は2つ
魔法を使っているところを目撃される。「魔法を見られる」「魔法がバレる」「正体がバレる」などはこれに含まれない。
そして目撃者は現世の人間であること。幽霊やモンスター、異世界人や宇宙人には目撃されても大丈夫。
したがって劇中でこの2つの条件を満たした目撃者は、第25話「波乱!歌謡祭の夜」での大伴俊夫くんだけだった。