第15話(あらすじ3行で)
地球にはウーフニックと呼ばれる、ただ存在するだけで世界を平和にする37人の妖精がいる。
ウーフニックたちは自分がウーフニックであるということを知らず人間として生活している。
もしウーフニックは自分がウーフニックであることを知ると死んでしまうのだ。
そして優ちゃんたちのご近所に住む吉野のおじさんはウーフニックだった。
その吉野のおじさんを殺そうと悪魔の下っ端ビーノがくりみヶ丘にやってきた。
ビーノはウーフニックを一人殺すと悪魔の使いに昇格するのだ。
優ちゃんは吉野のおじさんを守るためにビーノと戦うことに……
(3行ではまとまらん……)
ウーフニックとは何なのか?
ネガたちの説明によると地球上に37人いる妖精で、ただ地球にいるだけで地球を平和にしている妖精がいるのです。
しかも本人たちは普段ふつうの人間として暮らしていて自分が妖精であることを知らないのですが、自分が妖精であることを知ったらその瞬間死んでしまうのです。
ウーフニックにはビーノと呼ばれる敵がいて、ビーノはウーフニックに
「お前はウーフニックだ!」
と告げるとそのウーフニックは死んでしまい、ビーノは悪魔の使いに昇格出来るのです。
ビーノはウーフニックを探してくりみヶ丘にやってきました。
最初に現れたのは優ちゃんの家の庭。
お店に忍び込んで特製ジャムをつまみ食いしました。
このジャムは普段お店で使っているジャムとは違い、お得意様の吉野のおじさん専用ジャム。
このジャムが無いため予約されていた特製クレープが作れなくなってしまった!
クレープ屋クリィミー、大ピンチ!
その吉野さんの家。すごい豪邸!
吉野さんてお金持ちなんですね
しょうがないので別のジャムで作った代わりのクレープを持って優ちゃんが謝りにいきます。
優しい吉野のおじさんは許してくれます。
ヨカッタヨカッタ。
しかし代わりのクレープを食べた吉野さん、なぜか急に咳き込んでしまいます。
あれ?パパが腕によりをかけて作った代わりのクレープなのに……
ところがこの代わりのクレープが大失敗。
パパがドジをしてなんとタバスコ1本丸ごと入りの生地でクレープを作っていたのです。
優しい吉野のおじさんは優ちゃんたちの前では美味しそうにクレープを食べましたが、その後寝込んでしまいました。
一方、ウーフニック探しをしているビーノ。
ビーノはミドリ君の家にも忍び込んだらしく、その時にミドリに君に槍を折られてしまいました。
この槍はウーフニックを探しだすセンサーの役目も果たしているのに。
探知機が壊れて途方に暮れるビーノ。
そのビーノを捕まえようと、エサにサンマを焼いておびき寄せようとする優ちゃんとミドリ君。
七輪のサンマでおびき寄せられるのって岩鬼ぐらいだぞ。
と思ったらまんまとおびき寄せられるビーノ。
一旦は捕まるがミドリ君のドジでビーノを取り逃がし、さらに吉野のおじさんがウーフニックであることがバレてしまった!
しょうがないので吉野のおじさんのお屋敷の前で優ちゃんが見張りです。
真夜中に女子小学生が出歩いて人の家の前で寝ずの番。
いいのか、こんなの?
ビーノはウーフニック探知機が壊れたままなので、地図で吉野さんの家を探してます。
しかし優ちゃんが眠っている間にお屋敷に入り込み、吉野のおじさんに「お前がウーフニックだ!」と告げ、とうとうビーノは吉野のおじさんもといウーフニックを殺してしまいました。
バイトから正社員に昇格!
じゃなかった、
悪魔の使いに昇格!
そこへ虹色の光が!
ウーフニックは1人減ると次が補充されるシステムらしく、この光を浴びると新しいウーフニックが誕生するのです。
その新しいウーフニックに、なんと!優ちゃんが選ばれてしまいました。
ネガ「この虹色の光を浴びるとウーフニックになってしまう!避けるんだ、優」
ビーノ「光を浴びて新しいウーフニックになれ!」
優ちゃん「魔法使いの上にウーフニックも兼任?芸能界の仕事もあるのよ、ムリムリ」
光を避けてマミに変身!
そしてマミちゃんとビーノのバトル。
マミ「虹の光に抱かれて妖精になりなさい!」
ところでクリィミーステッキって何で出来てるんだろ?
フェザースター製の金属?かなり丈夫なような。
ビーノ全く歯が立ちません。
そしてマミちゃんに追いつめられたビーノは虹の光を浴びてしまい、今度は自分がウーフニックになってしまいました。
あ〜〜〜やっと正社員……いや、悪魔の使いになれたのに。
さっき生えた羽もすぐに無くなっちゃいました。
ここに平和を守る妖精と妖精を殺す悪魔の使い、2つの力を持ったハイブリッド・ビーノが誕生しました。
しかしここで大問題
何故かウーフニックであったことを知らされ死んだはずの吉野のおじさんが生きかえりました。
はぁ?死んだ人間が生き返る!?
今までの緊張感は何だったんだ?
なにこの茶番∑(゚Д゚)
今回の脚本は誰だ?
土屋斗紀雄!またお前か!?
子ども向けアニメだと思って適当な脚本書くんじゃねえぞ。
クリィーミーマミのどのレビューサイトでも「死ぬんじゃなかったの?」という話で結論付けられています。
しかぁし!
今回改めて見直してみると大変な事実誤認がわかってしまったのです。
地球を守るウーフニックは実は36人の貧しき妖精なのです。
ソース:幻獣辞典 (河出文庫)
なぜ37人、1人増えているの?
ウーフニックは貧乏?吉野のおじさんメチャ金持ちやん。
ここで疑問。
そもそも吉野のおじさんは本当にウーフニックだったのか?
そうです。吉野のおじさんはウーフニックでもなんでもない、たしかに妖精のように心優しいけれど普通の人間だったと考えると全てつじつまが合います。
●ビーノはウーフニック探知機の槍が壊れていました。
●吉野のおじさんがウーフニックだというのも、もともとネガの推理と思い込みでした。
つまり確定情報でもなんでもなかったのです。
みんなが勝手に吉野さんはウーフニックと思い込んでいただけなのです。
吉野のおじさんが寝込んでいたのはやっぱりタバスコ入りクレープを食べたことによるものでした。
今なら食べログでボロクソ書かれるか、最悪訴訟問題まで発展しますよ。
優しいご近所さんでよかった。
つづく