優ちゃんのお目付役
ポジとネガ
ネガとポジは、ピノピノからも優ちゃんからも「二匹」ではなく「ふたり」と呼ばれている。
ピノピノから魔法を授かった時に、二人は優ちゃんのお目付役として地球に滞在することになった。
地球にいるときはネコに似た姿をしており、二人の会話は優ちゃん以外にはネコの鳴き声にしか聞こえない。
しかしフェザースターでの姿はネコでなく、お盆の時に茄子ときゅうりで作る精霊馬に似ているらしい。※1
ネガは独特の美的感覚でこの精霊馬のことを「たいへん優雅で美しい姿」と評している。
※1「魔法の天使クリィミーマミ ドラマ編」収録のミニドラマにてネガ本人が証言
ポジとネガ、ふたりの関係
ふたりは人間で言うところの男と女だが、当初は恋人同士というわけではなさそうだった。
しかし地球での生活が始まるとふたりはすぐに同じベッドならぬ、同じバスケットで寝るようになった。
ピノピノから地球滞在を命じられた時、ネガは「オレはフェザースターに帰る」と拒否したが、ポジは「1年なんてすぐよ」と地球での生活を歓迎していた。
ひょっとしたらもともとポジはネガにたいして好意を持っており、ネガと一緒に地球で生活したかったのかもしれない。
ふたりの透察力
地球人以上に物事の真相を見抜く鋭い透察力を持っている。
第35話「立花さん、女になる!?」では女装した立花さんを地球人(父親でさえ)は誰も見抜けなかったが、ポジとネガだけは見抜いていた。
ふたりとも立花さんの女装のことを「気持ち悪いー」「おえーーっ」と言っていたが、LGBTという言葉のなかった昭和の時代なので許してあげてほしい。
魔法の取り扱いと管理
ネガとポジは本当にコンパクトに表示される文字が読めなかったのか
魔法に関してはコンパクトの文字が読めないため、せっかくの魔法の多くを教えることができない。
この件に関して、ネガ本人は第1話から
「フェザースターにいた時は読めたけど、地球に来たら文字を忘れて読めなくなった」
と主張している。
しかしこの時の表情を見る限り、本当は読めているけど教えたくないのではないだろうか?
なぜならフェザースターの魔法はあまりにも強力で、使い方を誤ると悪いことにも使えてしまう。
そのためにネガは優ちゃんに魔法をあまり教えたくなくて
「読み方を忘れた」
とバレバレのウソを突き通したというのが定説になっている。
ではポジはどうかと言うと、ポジは文字を読めるとも読めないとも言ったことはない。
魔法の取り扱いに関してはネガに一任されているようだ。
最初は本当に文字が読めなかった可能性大
第3話ではポジとネガ、二人で文字を読もうとしている。
ポジ「これさっきの文字じゃない?」
ネガ「いや、ちがうちがう。別の字だ」
この時のポジはもともと文字が読めず、ネガに教えてもらおうとしている立場に見える。
しかし結局二人とも文字が読めず断念。
第5話ではネガが檻からの脱出する方法を探しているが、こんなピンチの時にも文字が読めないと主張。
ネガ「だめだあーー思い出せないよーーー」
ネガは汗をダラダラと流し、本当に困っているように見える。
とても演技とは思えない。
しかし第19話でコンサートに間に合いそうになかった時、ネガは優ちゃんに
ネガ「普段からコンパクトの文字を勉強をしておけばこんなことにはならなかったんだ!」
と、自分が読めないはずなのに、なぜか意味不明な逆ギレをおこしてる。
こんなピンチでも文字が読めないお芝居を続けていたのだとしたら、ポジもネガも本当に魔法を教えたくなかったのだと思う
ついに”黒魔法”の呪文を教えてしまった!
だが41話で、うっかりではあるがネガは優ちゃんに「プルルン ピンタン パップポン」とカンニング用鉛筆を作る呪文を教えてしまっている。
なあんだ、やっぱり魔法知ってるだ(笑)
でもあまり良くない魔法を教えてしまった💦
魔法の取り扱いは慎重でなければならないことがわかるエピソードでした。
最後は普通に文字を読んでいた
そして第50話では魔法の使用期限の計算をさせるなどコンパクトをガジェットとしても使いこなしていた。
この時使用期限が表示されると、即座にポジまでが「あ、やっぱり……」と反応し、ネガは「魔法が使えるのは6月30日午前5時45分まで」とコンパクトの文字を読みあげている。(※午前と午後を読み間違えていた可能性がある)
もう最後なのでお芝居をする必要がなくなっていたからだろうか。
二人とも文字が読めた瞬間だった。
当サイトの見解まとめ
世間の定説通り、ポジもネガも本当はコンパクトの文字を読めたが、フェザースターの魔法はあまりにも強力なため間違った使い方をされないように、必要以上の魔法をあえて教えなかったというのは間違ってないと思う。
しかし最初の頃は、全てではないが、コンパクトの文字を思い出せなかったのも本当だと思う。
地球滞在中の1年間で少しずつフェザースターでの記憶を思い出し、また最後の方ではポジもネガも優ちゃんを信用していたので何も問題が起こらなかったのだろう。