あらすじ3行で
優ちゃんのクラスに転校生がやって来た。
でも不思議とか変わってるとか言っちゃダメですよ。
転校生は発達障害でADHDだったのです。
優ちゃんが教室に着くと見慣れない男の子がいました。
寒い冬なのに教室の窓を全開にして「風の声が聞こえる……」と独り言を言う男の子。
なに、こいつ!?
北海道からの転校生、日高守君です。
でもかかわり合うと絶対ややこしいことになりそうなタイプです。
そして突然教室を出て行ったかと思うと、授業が始まっても戻って来ませんでした。
なにこの問題児。
でも守君の行動を頭ごなしに叱ってはいけません。
どうやらこの子は発達障害の一種で、自分の行動の自律的な制御が苦手なADHD(注意欠如多動性障害)のようです。
つまりこころの病気なのです。
守君に必要なのは精神的なカウンセリングです。
このままだと誰からも相手にされない彼はやがて不登校になり、鬱になり、将来は進学もせず、就職もせず、引きこもる可能性が極めて高いのです。
他の子どもたちが面倒くさがって近づかない守君に、やさしい優ちゃんは積極的に話しかけて仲良くなろうとします。
クレープという食べ物を見たこともないという守君にクレープをごちそうしたり、クリィーミーマミのライブに招待したり。
芸能人とかに興味無さそうだけど、でも少しは心を開いてくれたのかなあ。
でもポジやネガのことを一瞬で不思議なネコと見抜いた守君。
超能力に近いものを持っているかもという何かの伏線なのか、それとも発達障害にありがちなただの変わった子どもなのか。
今後の展開が楽しみです。