第46話「私のすてきなピアニスト」(後編)
今度は自分から会いたくて
前回は偶然でしたが、今日は自分から会いにいったマミちゃん。
でもそこで見たのは前回と違って険しい目でピアノを睨みつける貴宏さんでした。
そしてネガを見るなり悲鳴をあげてうずくまってしまいました。
貴宏さんの過去があきらかに
2年前、ピアニスト志望の貴宏はニューヨークのバークレー音楽学院に留学する予定だった。
しかし飼っていた猫のいたずらでピアノの蓋に手を挟んでしまい左手の指を骨折。留学は取りやめになった。
ケガはもう完全に治ったはずなのに、その時のトラウマでピアノが弾けなくなってしまったのです。
古谷徹「動かないんだよ、この左手……」
2年前の事故が原因で今もイップスに苦しんでいたのです。
左投手は無理なので今度は右投手で復活するんだ
ピアニストは無理だけど、でも今度は作曲家の勉強をするために留学することにしたのです。
貴宏「おっと、バイトの時間だ。もう少しで留学の費用が貯まるんだ」
マミ「バイトが終わったらパルテノンプロまで来て。わたし待ってるから」
貴宏「バイトが終わると12時すぎちゃうよ」
マミ「かまわないわ。わたし待ってるから」
大胆にもとうとうマミちゃんの方から夜のデートに誘ってしまいました。
そして真夜中に二人っきりでピアノのレッスン
ポジとネガをおいて一人で
そしてこの日の夜、優ちゃんはポジとネガを家に置いて一人で貴宏さんに会いに行きます。
ネガ「あいつに会いにいくんだな」
ポジ「行っちゃだめー」
止めるふたりを振り切って優ちゃんは一人で夜のデートに出かけます
「貴宏さんはネコがトラウマだから」と言い訳してますが
本当はネガポジ抜きで二人っきりになりたかったからだと思います
ピアノのふたを外して待つマミちゃん
そしてパルテノンプロのレッスン室のピアノのふたを外して貴宏さんを待ちます。
バイトを終えパルテノンプロにやってきた貴宏さん。
時計はすでに12時を回り日が変わっています
マミ「わたし最近歌に自信がないの。あなたにレッスンしてほしい」
マミちゃんは歌のレッスンをつけて欲しいという口実で貴宏さんにピアノを弾かせようとします。
マミ「このピアノでレッスンしてほしいの。ふたも外してあるし、ネコも連れてきてないから」
貴宏「マミ……ありがとう。でもふたがなくても無理なんだよ。強情なんだな、この左手」
でも「右手のメロディだけでよければ」と言って弾きはじめます。
でも顔には大量の汗が。そして左手は震えが止まらない……
それを見たマミちゃん
マミ「やめて!ごめんなさい、わたしとっても酷いことを(泣」
このあと滅茶苦茶セックスした
こうして二人だけの夜は更けていったのです。
ピアノのふたを元に戻すのを忘れるほど……
イイ演出ダナー
今回誰の脚本なんだろ?
え、土屋斗紀雄!?
うそだ、信じないぞ💦
俊夫くんに塩対応するマミちゃん
パルテノンプロのVIP待遇男、大伴俊夫くん。
この日もマミちゃんへのプレゼントを持って控室にやってきました。
プレゼントの中身は500円の安物のブレスレットということを知ってるマミちゃん。
受け取った時はタレントらしく笑顔ですが
でも本心は「俊夫のバーカ」
すでに過去の男扱いの塩対応
そうだよ俊夫、お前はすでにマミちゃんの眼中にないのだ。
マミちゃんの心は既に貴宏さんのものになってるんですよ。
木所さん、またやらかしてピンチに
そしてこの日もまた木所さんがやらかしちゃいました。
マミのカラオケテープを持たずに来ちゃったのです。
立花社長「おまえ1回死んでみるか」
ダメだ、こいつはやっぱり使えないやつだ。
もうすぐ開演なのにどうするの?
するとマミちゃん、スタジオにあるピアノを見つけ
マミ「あのピアノで歌うのはどうかしら。この局でピアノ弾ける人、知ってるの」
マミちゃんの提案が受け入れられ、急遽貴宏さんにピアノを弾いてもらうことになりました。
でもまだ貴宏さんはピアノのトラウマ、イップスを克服していない……
そこでさっき俊夫くんからもらったブレスレットに魔法をかけるマミちゃん。
マミ「いらないからこれを使っちゃえ」
マミ「もうすぐ本番なのにカラオケテープが無いの。あなたがピアノを弾いて」
貴宏「無理だよ、左手が……」
マミ「だいじょうぶ、これわたしからのお守り。これを着ければきっと左手は動くわ」
ちなみにこのブレスレットは今さっき前カレからもらったものだ!
こうして魔法の力を借りてピアノを弾き始める貴宏さん。
でも曲の途中でブレスレットが外れてしまいます。
500円の安物だからねえ〜
それでも貴宏さんは魔法の力抜きでピアノを弾き続けたのです。
イップスを克服し自分の力だけでピアノを弾くことができました。
【結論】所詮イップスなんて甘えなのです。最後は気力です
藤浪晋太郎「ワイもそう思う」
そして貴宏さんはニューヨークへ
イップスを克服した貴宏さん。
結局ピアニストとして留学するのか、それとも作曲家としてなのかわからないけど、とにかく夢のアメリカ留学に出発です
成田空港でマミちゃんを探す貴宏さんと、マミに変身しない優ちゃん。
優の姿のままお見送りです。
優ちゃん「さようなら、マミの貴宏さん」
そう言ってあの夜の出来事はマミということにして優は関係無いことにしてしまいます
結局最後は俊夫くんの元に
そして帰りは空港の外で待っていた俊夫くんと腕を組んで帰っていきます。
ネガ「女ってこわいなあ」と呆れられますがお構いなし。
でも俊夫くん、いいやつじゃないか。
くりみヶ丘(国立駅)から成田空港までって今でも片道2時間半、2000円以上かかるぞ。
昭和の時代だったらもっとかかったんじゃないかな。
それに付き合ってくれるんだからね。
こうして元さやに収まった優ちゃんと俊夫くんでした。
おまけ
またやっちゃったよ。何回目だ、これ……